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タイヤ交換 [about My B3]

「やっぱピーエスツーでしょ」
「いや、ゼロゴーゼロだ」
「スポコンスリーもイイぞ」

私がおつきあいさせていただいているBMW/ALPINAオーナーの皆さんのうち、複数の方々が履いているタイヤはこの3銘柄のいずれかです。

ミシュラン・パイロットスポーツPS2は、ALPINA純正指定タイヤ。
BMW M3も純正品として採用しており、トータル・バランスが抜群だと聞いています。

ブリヂストン・ポテンザRE050Aは、PS2からのリプレイスとして装着する人が増殖中。
剛性感が非常に高く、特にウェット・グリップに秀でているとのことです。

コンチネンタル・コンチスポーツコンタクト3は、最近履き始める人が出てきました。
これまたガンガン走らせる人ばかりなのですが、絶賛の声が挙がっています。

ちなみに私はと言えば、上記3銘柄のいずれも履いたことがありません。
B3の購入時から初代パイロットスポーツを何セットか使った後に、ピレリ・P Zero Neroを履かせただけです。
ヒエラルキーで見れば前述の3銘柄よりは一段下に位置するものの、両方ともファンなドライビングが楽しめる素晴らしいタイヤだったことは、これまでも書いている通りです。
特にNeroは周囲で誰も履いていなかったと言うのも、選択のポイントでした(←天邪鬼か?)。

さて、次のタイヤです。
狙いは「プレミアム・スポーツ・タイヤ」などと呼ばれるカテゴリー、イメージ的には「スポーツ7割・コンフォート3割」と言った感じでしょうか。
上述したタイヤは、全てこのカテゴリーに入ると考えています。

PS2/RE050A/CSC3の「御三家」は文句無しの高性能だろうと容易に想像がつきますし、実際にこれらのタイヤを履いた方々が大暴れしているのを何度も目の当たりにしています。
が、皆さんが履いているのでパス(←そんな理由で?)。
パイロットスポーツはNeroよりトレッド・ウェア性能に秀でていますが、255/35R18サイズは既にカタログから落ちていることもあって終了。
やはりもう一度Neroにしようかとも思ったのですが、いつかまた履くことにして今回は見送ることにしました。
他にもピレリ・P Zero、同Rosso、ダンロップ・SPスポーツMAXX、グッドイヤー・イーグルF1 GS-D3、トーヨー・プロクセスT1Rなどがこのカテゴリーのタイヤだろうと思ってます。
・・・で、今回選んだシューズは、ヨコハマ・アドバンスポーツ。

081019ADVANsports1.jpg081019ADVANsports2.jpgPS2やRE050Aに遅れること約1年半、2005年の夏から販売が開始されたモデルです。
クルマ仲間でこのタイヤを履いているのは、私の知る限り今のところHAMさんのALPINA B5のみ。
PS2からリプレイスしたHAMさん曰く「いいタイヤだ」とのことですが、B3とのマッチングについては情報も無く未知数です。
ちなみにこのタイヤはウェット性能が特に良いらしく、ある外誌の比較テストではPS2やCSC3、RE050Aポールポジションなどと同等以上の結果が出ていました。
ま、記事なんかアテになるかどうかはわかりゃしませんし、もちろん私のレベルではパフォーマンスに不満が出るハズもありませんので、要は自分の好みに合うかどうかですね。

081019ADVANsports3.jpg081019ADVANsports4.jpgしかしこのタイヤ、トレッド面をよく見ると何とも凝った造りをしています。
4本のストレート・グルーブを持つアシンメトリック・デザインと言うところまではNeroやRE050Aと同じですが、リブ上にラウンド形状の溝が切ってあったり、細かいディンプルやサイプがあちこちに開けられたりしています。
ビックリしたのは、ストレート・グルーブの内壁にまで細かい溝が切られていること。
何だかよくわかりませんが、いくらなんでも凝り過ぎだと思います(笑)。

ロード・インデックスはNeroと同じくフロント92XL/リア94XLですので、まずはB3の指定空気圧(F2.3bar/R2.8bar)を充填してもらいます。
その足でハイウェイをのんびりと100km程度走り、翌日に空気圧を調整。
とりあえずNeroで気に入っていたセッティングと同じ値、フロント2.1bar/リア2.6barとしました。
これから徐々に左右方向へ力を加えるように走らせて所期のグリップを出し、引き続き好みの空気圧を探す予定です。

このヨコハマ・アドバンスポーツ、いったいどんなタイヤなのでしょうか?
いや〜、楽しみだこりゃ(笑)。

081019ADVANsports5.jpg
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P Zero Nero、12,000km。 [about My B3]

今年の4月にB3に履かせた、ピレリ・P Zero Nero。
、二度のグランド・ツーリングを含め12,000kmを走らせました。
比較的低価格でありながら、ミシュラン・パイロットスポーツと同等以上のパフォーマンスを体感することができる、非常に良いタイヤだと思います。

ALPINA社がB3の純正指定タイヤとしていたパイロットスポーツに較べ、Neroはドライ/ウェット・グリップ性能、スタビリティ性能、コントロール性能などに優れていると思います。
特にコントローラブルなキャラクターは自分の好みに合っており、DSC一段カット(ADBモード)でタイトなワインディング・ロードを走らせるのが更に楽しくなりました。
またこれらのスポーツ性能に加え、乗り心地や静粛性などのコンフォート性能に於いても、Neroはパイロットスポーツを上回っていると感じています。

反面、入舵時のシャープなレスポンスはパイロットスポーツに軍配が上がります。
これはNeroのラウンド・ショルダー形状故の特性かもしれませんが、初期応答が適度にマイルドなので、ハイ・スピード・クルージングに神経を遣わなくて済むと言うメリットもあります。
それとどうでもイイことなのですが、Neroのトレッド・パターンはやっぱりカッコ悪いですね・・・。
ただ、このパターンが性能を決めているのでしょうから文句は言えません(←言ってますが)。

Nero、12000km.jpgさて、12,000kmを後にしたNeroの現状です。
コーナリング性能を確保すべくネガティブ・キャンバーを与えられたクルマの例に洩れず、B3もタイヤは内側から減っていきます。
特にフロント・タイヤの内側はリアルにスリック状態で、往年のセミ・レーシング・タイヤであるヨコハマ・アドバンHFタイプDを彷彿とさせる仕上がりです(笑)。
ショルダー部分もすっかり削られており、何とも痛々しい限り。
リア・タイヤもご覧の通りで、使用限界を遥かに超えてしまっています。
しかし、本来はここまで減る前に交換しなくちゃいけないんですけどね・・・(汗)。

と言うことで、トレッド・ウェア性能については「やや不満」と言った感じでしょうか。
パイロットスポーツの平均交換サイクルが15,000km前後ですから、Neroにはもうちょっと頑張ってもらいたかったんですけどねぇ。
ま、Neroを履いてからは以前にも増して走るのが楽しくなり、タイヤに負担をかける機会も増えてしまったので、減りが早いのも致し方無いのかもしれません。

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四国/紀伊半島2,800kmの旅でスリップ・サインを完全に露出させ、翌週の奥多野/蓼科激走で一気にスリック状態となったP Zero Nero。
さすがにドライ・コンディションでも山道走行はキツくなって参りました。
次もNeroを履かせるか、パイロットスポーツで原点回帰か、はたまた別の銘柄にチャレンジするか。
うーん・・・。

・・・悩ましいこと、マリリン・モンローの如しです(←意味が違う。しかも古い)。


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奥多野・蓼科ツーリング[2] [drive/touring]

八ヶ岳の稜線を割って、薄い雲間から陽光が射してくる。
初冬のように冷えた固い空気が、徐々に緩んでくる。
聴こえてくるのは小鳥の囀りと、秋色に染まりつつある樹々の葉を微かに揺らす風の声だけだ。

長野県、蓼科高原。
午前9時15分。

三人はそれぞれのドライバーズ・シートに深く身を委ね、互いを謝絶するかの如くドアを閉じる。
短いクランキングが重なり、2基のS54B32型3246cc直列6気筒エンジンが轟音と共に目を醒ます。
心なしかいつもより威圧的に感じられるBMW M3のアイドリング・ノートを耳にしながらクラッチ・ペダルを踏み、イグニッション・キーを静かに捻る。
ALPINA B3のフロント・ノーズに納められたE4/6型3299cc直列6気筒エンジンが、M3のサウンドとは明らかに異なる高周波音を伴って息を吹き返す。
まだ渋いギアをリバースからローに入れ、カラマツの葉が散る山道を3台はゆっくりと下っていった。
小鳥の囀りも、風の声も、もう聴こえない。


突如、炸裂する排気音。
先に仕掛けたのは、先頭を行くフェニックス・イエローのM3だった。
メイン・ステージまではまだ間があるにも拘らず、他にクルマがいないと見るや速度を上げ、連続するショート・コーナーへと切り込んでいったのだ。
一瞬の後、アルピン・ホワイトのM3が同じコーナーへと飛び込んでいく。

"なるほど、ウォーミング・アップか・・・面白い"

ギア・スティックを2速へと叩き込み、2台のM3に遅れまじとアルピナ・ブルーの体躯をS字コーナーへと躍らせる。
しかし当然のことながら、合計12本のロー・プロファイル・タイヤは未だその全性能を発揮できるほどには温まっていない。
故に、3台は揃って盛大なスキール音を挙げ始める。
歩道で朝の散歩を楽しんでいたカップルが何事かと振り返り、目を瞠る。
その姿に一抹の疚しさを覚えつつ、先行の2台と共に県道へ出た。


隊列を入れ替え、先頭に立ってビーナスラインを登っていく。
女神湖から先には、息を呑むパノラマが拡がっていた。
芒の揺れる高原を彼方まで延びるアスファルト、朝靄に煙る諏訪の街、遠く霞む中央アルプスの峻険な峰々。
その雄大な景色を存分に堪能すべく、車速はハイ・アベレージながらクルージング・レベルを保ったままだ。
続く二人も解っているようで、時折現れる前走車を一気にパスする時以外はM3にその本性を現わさせない。
そう、口には出さないが彼らも私も識っていたのだ。
景色を楽しんでいられるのは今のうちだけだ、と言うことを。


霧ヶ峰高原のパーキング・ロットでイグニッションを切り、B3を降りる。
やや強まる風に背を向け、マイルドセブン・ライトに火を点ける。
深く喫い、吐き出したその煙は、標高1700mの空へと忽ち掻き消えていく。
他の二人は広いパーキングに散り、思い思いに景色を眺めている。
コンセントレーションを高めているのか、或いはただリラックスしているだけなのか、その表情からは窺い知ることができない。
少し離れたレスト・ハウスの周りでは家族連れが楽しそうにハイキングの支度をし、ベンチで屯すツーリング・ライダー達が談笑している。
そんな平和な光景とは裏腹に少しずつ、だが確実に、緊張感が高まっていく。


やがて独り、また独りとコクピットに乗り込み、3台はエンジンをリスタートさせた。
フェニックス・イエローのM3が快音を残し、緩い右カーブを駆け上がっていく。
少し遅れてアルピン・ホワイトのM3が、アルピナ・ブルーのB3が、遠ざかるその姿を追う。
しかしストレート・エンドで先頭のM3はミニバンにその行く手を阻まれ、続く2台と共にダンゴ状態となる。

"あのミニバンが脇に寄る・・・そのときが、本当のスタートだ"

左90度コーナーの先で再びストレートに入ると、あたかもローリング・スタートにおけるセイフティ・カーの如くミニバンが左に除ける。
と同時に、3基のDOHC24バルブ・エンジンが一気呵成に叩き上がる。
6本のリア・タイヤが、アスファルトを貪り喰らう。
重なり合ったエグゾーストの咆哮が、冷涼な空気を遠く切り裂いていく。
今、この瞬間から、三人はもはや「十年来の仲間」では無くなった。
闘い、鎬ぎ合う、ライバルとなったのだ。


交通量の殆ど無い、緩いアップ・ダウンと中高速ベンドの続くステージ。
先行する2台のM3が、極めて安定した姿勢でのハイ・スピード・コーナリングを見せつける。
続くB3も同等の速度でロング・コーナーへと進入するが、一定の舵角を保っているにも拘らず、18インチ・ホイールに履かせたピレリ・P Zero Neroは僅かなスキール音と共にジリジリとアウト・サイドへ滑り始める。
恐怖が胃の腑を掴み、じわり、と締め上げてくる。
が、ここでアクセルを緩める訳にはいかない。
パワー/トルクで数段上を行くM3にストレートの立ち上がりで引き離されることは確実であるため、コーナリング・スピードを落とすことは赦されないのだ。

しかし無常にも、彼我の差は明らか。
コーナーを抜ける度に、2台との距離は確実に開いていく。
レヴリミットを超える覚悟でガス・ペダルを踏み抜いても、M3には追いつけない。
タイヤのブレイク・ポイントも目に見えて下がり始め、コーナリング・スピードを上げることもできない。
更にはコンビネーション・コーナーでのライン取りを見誤り、四輪が一瞬、だが激しくスキッドする。

"くそったれが!"

動揺するB3を必死に立て直し、セカンダリ・コーナーを脱出する。
僅かと思われたそのドライビング・エラーが大きな差となり、M3との距離がまた拡がっている。

"これがB3の・・・否、俺の限界なのか"

焦燥感が、忍び寄ってくる。

"やはりあの二人には、敵わないのか"

敗北感に、打ちのめされそうになる。

"いや、違う・・・二人に追いつける可能性は、まだ残されている"

そう、ただ一つだけ方法が在る。
彼方へ消えようとしている2台のM3へと一気に肉迫し、テール・トゥ・ノーズに持ち込むことのできる方法が。

もはや躊躇っている余裕は無い。
チャンスは次のミッド・ストレート、逃せば恐らく二度と巡っては来ないだろう。
鼓動が高鳴り、掌に汗が滲む。
エグゾースト・ノートもエンジン・サウンドも、もはや耳に入らない。
滑るリア・タイヤを無視して強引にコーナーを立ち上がる。
次の瞬間、ストレート・エンドに差しかかるM3のLEDブレーキ・ランプが視界に飛び込んできた。

"今だ!"


・・・トランシーバ、スイッチ・オン。
「すんませ〜ん、もうちょっとスピード落としてくださ〜い(泣)」


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081005ビーナスライン1.jpg081005ビーナスライン2.jpgと言うワケで(長い前フリだなー)、再び一団となって走る3台のBMW。
速度を多少緩めてもらったとは言え、それでもタイヤの限界に近いハイ・ペースでのドライビングが続きます。
和田峠を越え、扉峠を抜けてなお、ビーナスラインに前走車は殆ど現れません。
正に、クリア・ラップ。
日曜日と言うことであまり走れないかもしれないと思っていたのですが、嬉しすぎる誤算です。

081005ビーナスライン3.jpgそのハードかつファンなドライビングは、美ヶ原へと登るタイトなワインディングでも途切れることはありませんでした。
2台のM3が放つエグゾースト・ノートを浴びながら、2速のヘアピン・コーナーをアクセル踏んづけて立ち上がります。
CSC3/PS2/Nero、独仏伊3ヶ国のタイヤは休むことなく啼き続け、B3のエア・ベントからもその灼ける臭いが漂ってきます。
「・・・あんな走りは、もうできませ〜ん(泣)」
美ヶ原のレスト・ハウスで渇ききった喉を冷たいお茶の一気飲みで潤した後、思わず呟いた一言でした(汗)。

081005R464.jpgここからは、K464で下山します。
この道は一応2車線を確保してはいるものの、狭く見通しの悪いクネクネ道。
しかも補修跡だらけで、路面状況も芳しくありません。
が、先頭のMTさんはお構いなしにガンガン下っていきます。
続くKさんの後ろを走りますが、ステアリング操作が忙しいったらありゃしません。
幾重にも連なるタイト・コーナーに加え、思いがけず深い補修跡を避ける必要も頻繁にあり、一瞬たりともステアリングを止めることができないのです。
下りきって路肩で一休みしましたが、またも喉がカラカラでした(汗)。

081005「蕎麦の茶屋・丸山」.jpg田園風景のK62を走り、市街地を通過。
湯の丸高原へと向かうK94の途中にある「蕎麦の茶屋・丸山」で昼飯を喰いました。
細切りの二八蕎麦、濃厚な胡麻だれ、地物の野菜天ぷらで、胃袋もすっかり満タンです。
外のベンチで煙草を一服、コスモス揺れる牧歌的な風景に心も和む42歳。
そう、この後の上信越自動車道で怒涛のハイウェイ・ランが繰り広げられることなど、そのときの私は知る由も無かったのでした・・・。

本日の走行距離は346km、2日間合計で611kmでした。
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奥多野・蓼科ツーリング[1] [drive/touring]

081004嵐山PAにて.jpg10月最初の土曜日。
抜けるような青空の下、埼玉県は秩父長瀞に沿うK82を、西へ。
バック・ミラーには、2台のE46/M3が映っています。
K37を経て、K71に入ったところで小休止。
この先に待つ峠道へのアタックを前に、マイルドセブン・ライトに火を点けました。

フェニックス・イエローのM3に乗るMTさんと、アルピン・ホワイトのM3に乗るKさん。
十年来の友人である「四十路トリオ」で久々に走ろうと言うことになり、秋のツーリングに出た次第です。
「ルート隊長」を拝命した私が選んだのは、奥多野エリア。
もはやホーム・コースと言って差し支えないほど何度も訪れてはいるのですが、この3人で走るのは初めてです。
ということで、私/MTさん/Kさんの順で群馬県境の土坂峠へと突入しました。

081004土坂峠.jpgDSCを一段カットしてADBモードとし、2速メインのアクセル・コントロールで1.5-2車線の山坂道を上って行きます。
が、磨耗著しいピレリ・P Zero Neroは連続するタイトなヘアピン・コーナーに耐え切れず、常に絶叫状態。
すぐ後ろに「連結」しているMTさんのM3が19インチ・ホイールに巻くミシュラン・パイロットスポーツPS2からも、甲高い悲鳴が聞こえてきます。
新品バリ山のコンチネンタル・コンチスポーツコンタクト3をM3に履かせたKさんも、殿(しんがり)をやはりいいペースで走らせていたとのこと。
とにかく、楽しさ炸裂です。
峠を走り終えた3台のフロント・ブレーキからは、ヘンな臭いと共にうっすらと煙が立ち昇るのでありました(笑)。
ところが、

K「無い・・・」
w「無いって、何が?」
K「SDカード・・・」
w「ひょっとして、落とした?」
K「うん、たぶん峠の向こう側に・・・」
M「時間は大丈夫でしょ?じゃぁ探しに行こう」
w「OK。でも、ペースは落とそうね(汗)」

てなワケで、再び土坂峠を越える3台。
SDカードも無事に発見/回収し、もう一度峠道を走ってR462へと復帰しました。
1往復半の土坂峠ドライビング、図らずも堪能しまくりです(笑)。
なんだかんだで時刻は既に10:30、このまま「峠のうどん屋 藤屋」へと向かうことにします。

081004峠のうどん屋 藤屋.jpgいきなり休むことがままある藤屋も、今日は無事に開いていました。
座敷に上がりこんで待つこと暫し、「わりぃねぇ〜」と言いながら店のおじさんが運んできた野菜天ぷらうどんは、相も変わらずのデカさです。
巨大なかき揚げに齧りつき、極太の手打ちうどんを噛み千切るオッサン3名。
初めて連れてきたMTさんも大変ご満悦のご様子で、早くも再訪を仄めかしておりました(笑)。
食後は浜平温泉「しおじの湯」へ。
涼風渡る露天風呂にのんびりと浸かれば、うどんで膨れた腹も徐々に治まってきます。

土坂峠、藤屋、しおじの湯。
この3つを堪能し、渋滞が始まる前に引き返して帰途に就くのが奥多野ドライブのパターンです。
が、本日は更に山奥へと分け入る覚悟。
10月1日に災害復旧工事が完了し、通行止が解除となったばかりのK124で西へと向かいました。
舗装の荒れまくる1.5車線路、小砂利を蹴り飛ばしつつぶどう峠まで上っていくと、視界がどんどん開けてきます。
長野県に入ると一転してキレイな舗装となり、途中からは2車線の改良済カントリー・ロードに。
青/金/白の3台は、明るい山間を4速3000rpm前後で快調に走っていきました。

R141に出、小海で給油してからK127→K480で松原湖を経由してR299/麦草峠へ。
標高2000mを超える沿道の樹々は、早くも赤や黄色に色づき始めていました。
が、峠付近ではパーキング待ちの渋滞ができるほどの混雑っぷり。
これもハイ・シーズン故の宿命かと諦めて、睡魔との死闘を演じながらダラダラと茅野の市街地まで下り、そのままスーパー・マーケットへ。
食品売場をうろつきながら今夜の食材を漁る3人のオッサンは、傍から見れば何とも怪しげだったに違いありません(汗)。

陽が落ちると同時に急激に冷え込む、蓼科高原の夜。
まだ10月初旬にも関わらず焚かれたストーブの傍らで、ビール片手に今日の走りを振り返る四十路トリオ。
Kさん謹製の味噌キムチ鍋を平らげ、クルマから仕事、何故か社会情勢にまで話はとめども無く拡散しつつ、蓼科の夜は更けていくのでありました。

本日の走行距離は、265kmでした。
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GT2008秋[9]おまけ [drive/touring]

今回のGTでも、ムービー・カメラで動画を撮影したりしていました。
適当に回していただけなのですが、気がついたら合計2時間半、MPEG4ファイルで4GBほどにもなってしまいました(汗)。
で、そいつを編集してネット上に保存してあります。
ご覧いただいても構わないのですが、以下の点につき予めご了承いただく必要があります。

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矢鱈、長いです。
20分のファイルが3つ、合計1時間もあります。
非常識もいいところです(汗)。

画質が、良くありません。
ファイル・サイズを小さくするために、フレーム・レートもビット・レートもかなり落としています(汗)。

内容が、くだらないです。
毎度のことですが、しょうもない映像とオッサンの独り言が延々と続きます(汗)。

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・・・それでもよろしければ、どうぞご覧下さい(投)。

ムービーを観る


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GT2008秋[8]あとがき [drive/touring]


GT2008秋map.JPG「グランド・ツーリング2008秋」は、6泊7日で2,843kmを走破しました。
事故らず壊さず捕まらず、我ながら良く走ったもんだと思います。

本州を脱出してツーリングに行くとなれば、まず思い浮かぶのが北海道、続いて九州。
四国は何となくプライオリティが低かったような気がしています。
ところがどっこい、本GTのメイン・ステージとした四国は予想以上に素晴らしいツーリング・エリアでした。

まずもって、交通量が少ない。
そもそもドライブやツーリングはクルマの少ないルートを選定するのですが、海沿いの幹線道路や市街地を除けば、四国は基本的に「走り放題」。
他のクルマに妨げられず、また妨げることもなく、マイペースでひたすら走っていくことができます。
マイペースで走れるということは、即ち安全に走れると言うこと。
「秋の全国交通安全週間」に相応しく、安全第一で走ることができました(←?)。

また、道が変化に富んでいます。
4速以上でずっとクルーズできる快適な道もあれば、ひたすら続く1-1.5車線の狭隘路もたくさん残っています。
もちろん2速⇔3速で思いっきり走れるワインディング・ロードもあちこちにあり、あらゆる「走り」を存分に楽しむことができました。
私は走りませんでしたが、日本一のダート距離を誇る「剣山スーパー林道」などの未舗装路も多数あるとのこと。
「クルージング主体」や「アドベンチャー・ラン主体」など、ルート設定によって好みのツーリングを堪能できると思います。

そして、景色の素晴らしさ。
天候に恵まれたこともあり、特に四国カルストの雄大さは鳥肌モノでした。
これまでに見てきた日本各地の景色の中でも、トップ・クラスに数えられます。
雲の上を走る瓶ヶ森林道や、十数基の風力発電機が聳える「風の里」、心和む沈下橋と四万十川の風景もまた、印象深く記憶に残っています。
そんなスポットだけでなく、B3を走らせた数々の国道/県道/大規模林道の周囲に溢れる景色も素晴らしいものがありました。
深い山の緑、美しい清流、青く輝く海、黄金色に揺れる稲穂など、途切れることなくウィンドウ越しにダイナミックに流れていく風景が、走ることの愉しさを倍加させてくれました。

そういえば、今回のツーリングでは蕎麦を口にしていません。
さぬきうどんを鱈腹喰ったとは言え、蕎麦を喰わなかったGTは初めてだと思います(笑)。
また四国5泊のうち温泉宿が1泊だけだったと言うのも、我ながらちょっと意外でした。
立ち寄りを含めても、四国で浸かった温泉は3箇所だけです。

が、温泉と言えば紀伊半島。
山の中に湧き出す露天風呂は、開放感抜群で最高でした。
フェリーを介した四国とのルーティングも上手くハマり、爽快なドライビングも相俟って、結果的に立ち寄ったのは大正解だったと思ってます。
関東からは1泊でも十分に楽しめるエリアですので、いずれまた訪れることは明白です(笑)。

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毎度同じようなことを書いてますが、B3はこのようなロング・ツーリングにうってつけのクルマだと思います。
いや、B3に限らず、自分のクルマでひた走るグランド・ツーリングこそ、カネと時間の最も有意義な使い途だと考えている次第です。
何かを人に薦めることを滅多にしない私ではありますが、グランド・ツーリングだけは本当にお薦めです。
自分のクルマがもっと好きになること、請け合いですよ(笑)。

GT2008秋.jpg
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GT2008秋[7]9月27日(土)和歌山県→奈良県→三重県→神奈川県→埼玉県 [drive/touring]

9月27日、土曜日。
大陸からの移動性高気圧に覆われて、和歌山県/川湯温泉は朝から澄み切った青空に恵まれた。
早起きして宿の露天風呂にゆったりと浸かる。
目の前の大塔川ではカワセミが瑠璃色の小さな体を梢からダイブさせ、鮎の稚魚を咥えて戻る。
実に清々しい、初秋の朝である。
・・・なのに、GT最終日(涙)。

080927R168.jpgR168を北上、緑豊かな奈良県/十津川村を行く。
十数年前にM3で走った時よりも道は格段に改良されており、一部は高規格道路のようなバイパスとなっていた。
しかしセンター・ラインの無い区間も多く残っており、味わい深さはそれほど損なわれてはいない。
そんな狭隘区間では、必然的に地元のクルマや工事車輌と譲り合って走ることになる。
互いに交わす短いクラクションが、暖かい。

080927谷瀬の吊橋.jpg谷瀬の吊り橋に立ち寄る。
長さ300m、高さ50mのすんごい吊り橋だが、観光用などでは無く地元の人たちの生活用。
故に、自転車や原付もこの吊り橋を渡るのだそうだ。
3日前に渡った徳島県/祖谷の「かずら橋」よりも、遥かにしっかりとした造りである(←当たり前だ)。

このままR168を走っていても楽しいのだが、まだ走ったことの無い道を走るべく、大塔からK53へと右折。
天ノ川と言う名の清流に沿って、天川村を走る。
基本的に1.5車線幅のやや荒れたクネクネ道だが、他にクルマが全くいないので気楽である。
R309との交点を過ぎると、K21
その先はK48で峠を越えていくのであるが、今にして思えばR309を走るべきであったのだ(悔)。

080927K48小南峠トンネル.jpg北は北海道から南は鹿児島まで。
いろいろな道を走ってきたが、この奈良県道洞川下市線(県道48号線)/小南峠越えの凶悪さに比肩し得る道は、これまで経験が無い。
ひとことで言えば、「舗装路の限界」。
狭隘・屈曲・急勾配は言うまでも無いが、とにかく路面が荒れているのである。
道の中央部には砕け散った落石が延々と続いており、アスファルトはところどころ大きく陥没。
アンダー・フロアを擦らないよう、神経を遣ってアイドリング・スピードで進むのが精一杯である。
B3を止めて行く手を塞ぐ大きな落石を谷底へと投げ込めば、鹿が驚いて逃げていく。
ALPINA車がこの道を通るのは、恐らくこれが初めてのことであろうと思われた。
・・・願わくば、誰か同じ目に遭っ(以下略)

080927道の駅「伊勢本街道御杖」.jpgK257で吉野山へとトラバースし、K37で山を下る。
極悪K48での鬱憤を晴らすかの如く、舗装の良い2車線ワインディングをタイヤ鳴らしてこれでもかと走らせる。
引き続きR370を北へと快走、K135→K218を経て東へと走るR369は、4速⇔5速でのクルージングがずーっと続く実に爽快な道であった。
道の駅「伊勢本街道御杖」で昼飯代わりのヨモギ餅を喰い(涙)、三重県に入ってK15を北上。
市街地走行を避けるために広域農道「グリーンロード」を走り、伊勢自動車道/芸濃ICのゲートをくぐった。

日常へと続く高速道路走行は非常に辛く、途中のSA/PAで何度も休憩する。
御殿場ICを過ぎて交通量が増え、追越車線をチンタラ走るクルマに前を塞がれても、もはやプッシュする気力も無い。
厚木IC付近では完全に疲れ果て、最左車線を観光バスの後ろに就いて安穏と80km/hレベルで走る始末である。
更にVICS情報で首都高速3号線の渋滞が判明するに及び、このまま埼玉の自宅へと走るのは不可能と判断。
神奈川の実家で渋滞解消を待つこととした。

ヘトヘトになって実家に到着し、いいもん買ってきたよ〜、と高知県で仕入れた土産を恭しく取り出す。
「四国と言えば土佐、土佐と言えば鰹。これはね、鰹の生節と言って土佐の名産品なんだ。土佐の漁師が黒潮の海から一本釣りで上げた鰹で作ったヤツを、わざわざ買ってきたんだよ。やっぱり鰹と言えば土佐が本場だからねぇ。他の海で獲れた鰹とは一味も二味も違

・・・え?

生節のパッケージ裏に貼付された製造者などの表示ラベルを見て、思わず我が目を疑った。
あろうことか、そこには小さな文字で『原材料:かつお(焼津産)』と書かれていたのである(倒)。

本日の走行距離、699km。
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GT2008秋[6]9月26日(金)徳島県→和歌山県/奈良県 [drive/touring]

080926フェリーつるぎ.jpg四国最終日、徳島の朝はそぼ降る雨。
通勤のクルマに混じって市街地を走り、徳島港フェリー・ターミナルに到着。
南海フェリー「つるぎ」はB3他20台ほどのクルマを飲み込んで、定刻の8時15分に出港した。
A甲板に出、遠ざかる四国の地を見つめるオッサンの眼。
いやぁ、楽しかったな・・・道も景色も素晴らしかったし、いつの日かまた絶対に来

「うわ冷てっ!」

・・・急に強まった雨に、そそくさと船室へ逃げ込むのであった(涙)。

080926R424.jpg10時10分、和歌山港に着岸。
R42を南下、海南ICから阪和自動車道で有田ICまで走り、K22を挟んで本日のメイン・ルートであるR424へ。
路面はハーフ・ウェットながら雨の上がった快適な2車線路で、山奥へと走りこんでいく。
紀伊半島を走るのはもう5-6回目になるが、本当に素晴らしいドライビング・エリアだと思う。
道も良く、交通量も少なく、深い緑と美しい清流を愛でながら4速⇔5速でひたすら走っていけるのだ。
そんなわけで、さんざん四国を走り回ったのにも関わらず、つい寄り道してしまった次第である(笑)。

080926道の駅「しらまの里」.jpg時刻は昼頃となり、腹が減ってきた。
何か喰おうと道の駅「しらまの里」に立ち寄るも、ここは殆ど地元の物産品直売所であり、食事を摂れるような場所ではなかった。
地元産を地元で漬けたと言うラッキョウ漬けを買ったのだが、まさかコレを一瓶喰うワケにもいかない(←当たり前だ)。
引き続き走るR424には沿道に店が殆ど無く、土産用に買った徳島の金時芋クッキーや土佐の鰹生節に手を出そうかと本気で考え始める。
もはやこうなったら、一昨日に韓国のおばちゃんに貰ったコムタン味のインスタントラーメンをバリバリ喰うしか無いか・・・と思った矢先に現れた、道の駅「水の郷日高川龍游」。
併設された食堂へ駆け込み、唐揚げ定食を貪り喰った。

K198で3速メインのワインディング・ランを楽しんだ後は、R311を東へと向かう。
路面はすっかり乾いており、更なるハイ・アベレージでのクルージングが続く。
このままだとあっという間に宿に着いてしまうと言うこともあり、山奥の野天風呂で少しのんびりすることとした。
本宮からR168で北上し、奈良県/十津川村からは崖にへばりつく1車線のK735を辿っていく。
道の真ん中から蛇を咥えた巨大な鳶が飛び立ったり、サルが脇の森に逃げ込んだり、とにかくかなりの道である。

080926上湯温泉露天風呂.jpgそんな山奥の渓谷の河原に湧き出す、上湯温泉露天風呂。
正に野趣満点、素晴らしいロケーションに私独りである。
やや熱目の湯が実に気持ちよく、手足を伸ばして寛ぎまくり。
目と鼻の先には村営の共同浴場もあるようで、やはりこの付近は温泉の宝庫らしい。
う〜ん、最高だ・・・。

080926野猿.jpg一人乗りの人力ロープウェイ、「野猿」。
その昔、十津川の人々は橋を架ける代わりにコイツで谷を渡っていたのだと言う。
乗り物好きの私(乗り物か?)、十数年ぶりに乗り込んで谷間へと繰り出してみた。
・・・が、実にしんどい。
ロープを引っ張れば籠は前へと進むのだが、逆に言えば引っ張った分だけしか進まないのだ。
このまま無理して対岸まで渡ったところで、オッサンは体力を使い果たし戻って来れなくなる可能性が極めて大。
ということで半分も行かないところで引き返し、にも拘らずヘトヘトの汗まみれである。
いや、情けない・・・(涙)。

080926川湯温泉露天風呂.jpgR168を引き返し、川湯温泉「川湯みどりや」に到着。
質素を旨とするGTの宿にあるまじき料金だったが、会社の福利厚生補助制度を使いまくって予算内(笑)。
B3の火を落とし、荷を解いて浴衣を羽織り、近くの共同浴場露天風呂まで歩いていった。
清流・大塔川の河原に沸く大好きな温泉に浸かりながら、「明日でGTも終わりか・・・」とポツリ呟く42歳。
暮れなずむ空はいつの間にかキレイに晴れわたり、気の早い一番星が静かに輝きを放っていた。

本日の走行距離、186km。
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GT2008秋[5]9月25日(木)香川県→徳島県 [drive/touring]

朝6時過ぎ、曇り空の琴平市街地を疾走するB3・・・いや、チャリンコ(笑)。
ホテルの無料レンタサイクルに跨り、金刀比羅宮の表参道を目指す。
折角四国までやって来たのだからと、朝飯も喰わずに「こんぴらさん」に参詣する魂胆である。

080925金刀比羅宮1.jpg参道入口にチャリンコを駐め、石段を登る。
左右には土産物店が並んでいるが、さすがにこの時間ではまだどこも開いておらず、実に静かである。
「おはようございます」
「おつかれさんです」
と既にお参りを済ませて下りてくる人たちと交わす挨拶が、実に心地良い。

080925金刀比羅宮.jpg・・・が、本宮までの785段はオッサンの足腰に容赦無し。
登り切って、果てた(倒)。
僅かな賽銭で旅の無事から世界平和までを一方的に祈念し、膝をガクガクさせながら下っていく。
下り切って、また果てた(倒)。
この「こんぴらさん」参詣、それだけで、ある意味「グランド・ツーリング」である(涙)。

ホテルの大浴場で暫し放心した後、チェック・アウト。
朝食も喰わず、「こんぴらさん」参詣で力を使い果たしたため、猛烈に腹が減っている。
が、それもここまで。
これからB3を足として、さぬきうどんを鱈腹喰ってやるのだ。
それでは、出発!

080925「山越うどん」.jpg本日1軒目、「山越うどん」。
さぬきうどんの超有名店、平日でも行列ができると聞いていたため、本日一発目に赴いた。
熱々の釜揚げうどんに生卵を絡めた「釜玉(かまたま)」にお揚げを載せて250円也。
和製カルボナーラってな感じの半熟状態を、一気にいただく。
うーん、旨いっ!

080925「なかむら」.jpg本日2軒目、「なかむら」。
いわゆる「セルフ店」で、大根おろしを自分で擂るのにはちょっと驚いた。
冷たいうどんにかき揚げを載せて250円也。
出汁醤油をちょろっとかけて、サクサクのかき揚げと共に一気にいただく。
うーん、旨いっ!

080925「山下うどん」.jpg本日3軒目、「山下うどん」。
県道沿い、見た目普通のうどん屋さんで、ジャンル的には「一般店」と呼ばれるらしい。
名物の冷たいぶっかけうどんが280円也。
レモンを絞り、下ろしたての生姜をチョイと載せ、徳利で供される出汁をかけて一気にいただく。
うーん、旨いっ!

080925「谷川米穀店」.jpg本日4軒目、「谷川米穀店」。
市街地の南、R438から脇に入った山の中にある人気店。
具も何も無い冷たいうどんが120円也。
テーブルに就き、葱をたっぷり、青唐漬を少々、生醤油を回しかけて一気にいただく。
うーん、旨いっ!

と言うわけで、昨日の「おか泉」を合わせ、計5軒。
どの店も並ぶことは無かったものの、平日にも関わらずたくさんの客で賑わっていた。
いずれも大変旨いうどんを食わせてくれ、大満足である。
コシや喉越しがどうのこうのと言う前に、理窟抜きでツルッと旨いのだ。
・・・しかし、さすがに腹一杯で苦しいのは言うまでも無い(涙)。

080925剣山木綿麻温泉.jpg080925脇町にて.jpgR438で再び徳島県に入り、山の中の剣山木綿麻温泉に立ち寄る。
小さな露天風呂で独り寛いでいるうちに、うどんで膨れた腹も治まってきた。
少し戻って吉野川沿いのR192を東へ走り、脇町の旧い「うだつの街並み」へB3を乗り入れる。
重厚な本瓦と漆喰塗りの街並みは実に趣があり、非常にイイ感じである。

080925K245.jpg080925眉山.jpg本日の宿がある徳島市街までは、ここからR192でわずか40kmである。
が、そうは問屋が卸さないのがグランド・ツーリング。
山に向かうR193へと右折、切り返しを強いられるようなコーナーを含む山道のK245を東へと辿り、山村を結ぶK20からK21を経て徳島市街に出た。
タイヤ鳴らして標高290mの眉山(びざん)まで一気に駆け上がったのだが、山頂のパーキングから展望所までは更に徒歩で登る必要がある。
眼下に拡がる徳島の街から紀伊水道までを睥睨しつつ、うどんと階段は当分遠慮しようと心に決めた汗まみれの42歳なのであった(涙)。

本日の走行距離、170km。
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GT2008秋[4]9月24日(水)愛媛県→高知県→徳島県→香川県 [drive/touring]

080924山荘山岡にて.jpgグランド・ツーリング2008秋、4日目の朝。
宿の窓から仰ぐ空は白灰色に濁っており、遠くの山々も靄に霞んでその稜線がはっきりしない。
今日は再び山の上を走るつもりなので、是非とも晴れてほしいものだ。
好天を願いながら宿の庭でぼんやり空を眺めていると、傍らにやってきた仔猫が同意するようにミャアと啼く。
朝飯を喰ってチェック・アウト。
内子からR379、山の中の広い2車線路を東へ向かう。

080924石鎚山スカイライン.jpgR380に入って暫く走ると、時間帯通行止に遭う。
30分近くの足止めに我慢ならず、かなりの遠回りを覚悟で引き返してR379からK42経由で通行止区間をパス。
R380に復帰、R33→K212と結び、R494を4速中心に気分良く快走していく。
そもままの勢いでK12/石鎚山スカイラインに突入、タイトなコーナーの連続する旧有料道路を2速⇔3速でヒル・クライム。
空はいつの間にかすっかり晴れわたり、遠くの山々までハッキリと見通せるようになってきた。
しめしめ、こりゃ雄大なパノラマが期待できるぞ。
うひ、うひひひひひひ・・・。

080924瓶ヶ森林道.jpg→で、山頂は濃霧(倒)。
引き返そうかと何度も迷いながら、アイドリング・スピードで瓶ヶ森(かめがもり)林道を進んでいく。
舗装はされているものの、森の中の非常に狭いクネクネ道。
ヘッド・ライトやフォグ・ライトも全く役に立たず、正にホワイト・アウト状態である。
途中のパーキングでB3を止め、地図を広げながらUターンを真剣に検討する。
が、考えるのも面倒になってきたため半ばヤケクソでそのまま進むことにした。
せっかくここまでやって来たのに・・・と泣きそうになりながら、幾多のコーナーをロー・テンションで登って行く。

・・・と、眩いばかりの陽光と共に突然、蒼い空が拡がった!

080924瓶ヶ森林道2.jpg080924瓶ヶ森林道1.jpg眼下に分厚くたゆたう雲海と、その先に浮かぶ西日本最高峰・石鎚山。
得も言われぬ、素晴らしい景色である。
霧では無く、雲の中を走っていたことにそのとき初めて気がついた。
引き返さずにやってきて、本当に、本当に良かった・・・。
一昨日の五段高原でも天気に恵まれたが、四国の山々は42歳の旅人に極めて寛大なのであった。

080924瓶ヶ森林道3.jpg林道は1,800mクラスの峰々に沿って遥か彼方まで延びており、眼前に展開するパノラマを眺めながらB3をゆっくりと走らせる。
途中、改良工事で40分ほど待たされることになったが、雄大な景色にそれも苦にならない。
その間、リッター・バイクに乗るソロ・ツーリング中のライダーと旅の話に花が咲く。
愛知から来た50歳の彼はヒマを見つけては文字通り全国を走っているようで、一昨日は鹿児島に泊まっていたとのこと。
その「グランド・ツアラー」っぷり、私など足許にも及ばないのである。

080924早明浦ダム.jpg予定時刻より15分ほど早く通行止が解除となり、再び断崖上の1車線路を走る。
高知県に入ると道は深い森の中へと分け入るようになり、急勾配のヘアピン・カーブ群で一気に標高を落としていく。
豪快な2車線の山岳路であるR194から分かれて続くK17は、3速⇔4速の快速ワインディング・ロード。
ところどころパッチ・ワーク状の補修跡が残ってはいるものの、ノン・ストップでウリャウリャと早明浦ダムへとB3を走らせる。
ニュース映像などで見るとおりダムは殆ど干上がっていて、旧村役場がその姿を現していた。
何とも寂寥感の漂う光景である。

080924おばちゃんのチヂミ.JPGR439沿いの道の駅「土佐さめうら」に立ち寄り、昼飯代わりに焼きたてのチヂミを喰う。
パリッとモチッとピリッとしていて、とっても旨い。
汗を拭き拭き独りで貪り喰っている私に、手際よくチヂミを焼きながらおばちゃんが声をかけてくれた。

「お客さん、独り?この辺の人ですか?」
「いや、関東からクルマで来たんですよ」
「えぇっ!関東から!?クルマで!?独りで!?」
「あの、そんなに驚かなくても・・・(汗)」
「まぁまぁ、よくそんな遠いところから・・・。(他のお客さんに向かって)あのねぇ、この人関東からクルマで走って来たんだって!」
「ちょ、ちょっと!そんなん言わなくていいって!(大汗)」

080924おばちゃんのラーメン.JPGチヂミがやけに旨いと思ったら、おばちゃんは韓国の人だった。
高知の山中に移り住んで、もう30年以上になるのだと言う。
お互いに楽しく話をしていると、最初の一枚は少し焦げちゃってたから焼きたてをもう一枚どうぞ、とサービスしてくれた。
更に、おばちゃんの大好物で昼ごはん用に持ってきたと言う韓国のインスタントラーメン(コムタン味)をお土産にくれたのである。
2枚のチヂミと都会ではあり得ない暖かなコミュニケーションに、腹も胸も一杯になって道の駅を後にした。
おばちゃん、ありがとう!

R439→R32、高知県から徳島県へと、B3は快走を続けてゆく。
大歩危(おおぼけ)でK45へと右折し、日本三奇橋の一つである「かずら橋」へと向かった。
500円を払って渡り始めたが、さすがに木のつるを編んで造った橋、足元は隙間だらけで14m下の清流が丸見え。
おまけに前方ではオッサンやオバハンたちがヒィコラ言いながら変なテンポで渡っているため、橋全体が不規則に揺れるのである。
ワイヤーで強化されているとは言え、恐ろしいことこの上無し。
冷たい汗をかきながらへっぴり腰でなんとか渡り終えた42歳のオッサンは、へたり込むようにしてベンチで煙草に火を点けるのであった(震)。

080924祖谷渓1.jpg080924祖谷渓.jpg落石が砕け散る断崖絶壁の1車線路、K32で祖谷渓(いやけい)を走る。
途中の岩場に建つ小便小僧、そこから谷底まではなんと200m!
昔の人は度胸試しと実際にここで立小便をしたと云うのだが、私にゃ到底不可能である。
よしんばこの岩の上に立てたとしても、出ない。
絶対に、出ない(縮)。

080924「おか泉」.jpgそろそろ宿へと向かうべく、交通量の多いR32で香川県に入る。
陽も傾きつつある讃岐平野を北上、坂出市でさぬきうどんの有名店「おか泉」の暖簾をくぐる。
名物のひや天おろしうどんは892円とさぬきうどんにしてはズバ抜けて高いのであるが、ボリュームも満点でさすがに旨い。
K46で琴平まで戻り、街中のホテルにチェック・イン。
GT2008も残すところあと僅か3日間となった。
明日もまた精一杯楽しもうと心に決め、ベッドに潜り込む。

本日の走行距離、330km。
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GT2008秋[3]9月23日(祝)高知県→愛媛県 [drive/touring]

080923天狗高原1.jpg080923天狗高原.jpg夜明け前の濃霧が晴れた、標高1,500mの朝。
眼下には昨日に引き続き素晴らしい景色が拡がっており、遠く、山と山との間には雲海が溜まっている。
太陽は雲に隠れて見えないが、路面は乾いており雨の心配も無さそうだ。
朝風呂と食事を済ませ、チェック・アウト。
夜露に濡れたB3をキレイに拭きあげ、エンジン・フードを上げて油脂類を確認し、出発。
今日も走るでぇ、B3!

080923K36.jpg080923東津野城川林道.jpgK383で霧の残る五段高原を西へ走り、K36経由で東津野城川林道西線を南下。
昨日の東線と同様、3速中心で走り放題のダウン・ヒルがこれでもかと続く。
広々としたR197から一般の車輌とともにR320→K280と結び、R381との併用区間を経てR441を南へ下っていく。
四万十川に沿って走るR441は改良区間も少なく、見通しの悪い1-1.5車線路が中心。
シーズン中は観光バスも押し寄せるのだろう、何とも恐ろしい話である(震)。

080923岩間の沈下橋.jpg岩間で沈下橋に立ち寄る。
その姿を見て突然思い出したのだが、ここは10年以上前にE36/M3で一度訪れたことがある懐かしい場所だ。
どうして今まで思い出さなかったのだろう、と己の記憶力の減退にやや凹みつつ、なかなかスリリングな欄干の無い狭い橋を渡る。

対岸にB3を駐め、マイルドセブン・ライトを吹かしながらのどかな風景を眺めていると、国道の反対側からスズキ・ジムニーがやってきた。
ドアを開けてオッサン登場、橋の中央へと歩いていき、おもむろに沈めていた籠を引き揚げ始める。
近くに寄って見てみると、中には結構な型のカニが4匹蠢いている。

「うわ、でけぇ・・・。コレ、なんですか?」
「上海蟹」
「上海蟹?(こんなところにいるのか?)」
「上海から歩いてきたんよ」
「あはははは・・・(ウソつけ!)」

080923足摺岬.jpg引き続きR441を走り、K340を経て中村の市街地へ。
街を出たところでネズミ捕り大会が開催されており、既に数台のお客さんで賑わっていた(汗)。
ここからはR321/サニーロードで足摺岬を目指すのだが、さすがに交通量も多くノンビリ走行。
足摺の町からは空いたK348で山の中をグリグリと走り、足摺岬に到着した。
遊歩道を歩き、5分ほどであっけなく灯台へ→四国最南端紀行、終了(早)。
交通量の多そうな海沿いを避け、再びK348で山の中をグリグリと戻った。

080923昼飯.jpg昼も過ぎ、そろそろ腹が減ってきた。
飯を食うべくR321沿いの道の駅「めじかの里・土佐清水」に立ち寄るが、食堂や屋台などは一切無し(涙)。
物産品売り場で「貝めし」を仕入れ、「しまんと緑茶」と共にベンチでランチと洒落込んだ。
米の一粒ひとつぶに貝の味がしっかりと沁み込んでおり、なかなか旨い。
煙草を一服し、北へ向かってリスタート。

海沿いのチンタラ走行に飽きたので、内陸のK28へとエスケイプ。
予想通り広狭混在の田舎道だが、交通量僅少でマイペース走行が続く。
再びR321に合流、宿毛(すくも)まで我慢した後にまたまた内陸部へと舵を切る。
K4、前半は4速⇔5速の驚くほど素晴らしい高速ワインディング・ロード。
交通量も無く、ダイナミックな景色がサイド・ウィンドウを飛ぶように流れていく。
しかし県境に近づくと、いきなり暗い森の中の1車線路。
なるほど、他にクルマがいないワケだ・・・(汗)。

080923祓川温泉.jpg愛媛県に入ったところで温泉の看板に誘われて左折する。
祓川温泉は、山奥の日帰り温泉施設。
露天風呂も無く、さながら小さな銭湯と言った雰囲気だが、静かでゆったりと寛げる。
山道の疲れをほぐし、ここからはほぼ改良済のK4を一気にR56へと向かう。

・・・しかし、やはり海沿いの幹線道路はつまらない。
宇和島を過ぎたところで我慢も限界に達したため、K279K31の山越えルートをチョイス。
とんでもない狭隘区間に難儀もしたが、それでも混雑した幹線道路よりは遥かに楽しく走ることができた。

080923「山荘 山岡」.jpg今日は度重なる幹線道路走行の影響で予想以上に時間を食ったため、西予宇和ICから松山自動車道へ。
対向車線、赤色灯を回した黒いゼロ・クラウンに停車を命じられている軽自動車に同情を覚えつつ(涙)、内子五十崎(うちこいかざき)ICでアウト。
本日の宿「山荘 山岡」に到着した。
街外れの裏山にひっそりと佇む旧い旅館を買い取った夫婦が「趣味で営む」と言う素朴な宿で、地元の家庭料理がめちゃくちゃ旨い。
いつかまた泊まってみたい宿の一つに数えながら、22時頃に床に就く。

本日の走行距離、370km。


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